静まりかえった闘技場の中に、シルヴィアの呻き声が響いた。
その声を追うように、客席から「おぉ」という低い声が漏れる。
犬のように四つん這いにさせられたシルヴィアの、下半身を覆い隠していた物が、ミレーネの手によって引き下げられたのだ。
肉付きの良い尻と、陰毛に覆われた性器が、大勢の人間の目に晒される。
これ以上ない屈辱に、シルヴィアは唇を噛みしめて耐えた。
それも、これも、全て姫を守るため・・・・・。
そんなシルヴィアを、サディスティックな笑みを浮かべたミレーネが見つめていた。
ミレ ーネ:「さてと・・・楽しいショーの始まりよ」
ミレーネがそう言うと同時に、屈強な男達がシルヴィアのの身体を押さえつける。
シルヴィア:「・・・うぅっ!」
信じられない力で押さえ込まれたシルヴィアの口から、また呻き声が漏れた。
ミレ ーネ:「ふふふっ・・・いい格好ね。アソコもお尻の穴も丸見えで・・・」
シルヴィア:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミレーネがシルヴィアの羞恥心を煽るように言った言葉を、シルヴィアは無言で受け止めた。
反応すれば、ミレーネを喜ばすだけ。
そう考えたシルヴィアは、ミレーネの言葉を無言で受け止めるしかなかったのだ。
だが、その態度がミレーネのサディスティックな血を騒がせた。
対象が反抗的であればある程、背筋がゾクゾクする・・・。
ミレーネの口の端が、更につり上がった。
ミレ ーネ:「いいわ・・・あなた。たまらないわね・・・」
そう言いながら、注射器を手にすると、バケツの中の液体を吸い上げる。
透明の注射器が、見る見るうちに不気味な緑色に染まっていった。
ミレ ーネ:「あなたみたいに、反抗的な娘を泣かせるの・・・すごく楽しいのよね」
ずっしりと重くなった注射器を持ち上げると、真っ赤な唇をペロリと舐める。
それと同時に屈強な男達が、シルヴィアの尻の肉を左右に開き、アヌスをあらわにさせた。
シルヴィア:「!?」
驚愕と羞恥。
シルヴィアの顔が、真っ赤に染まる。
それでも彼女は、一言も発することなく、唇を噛みしめて耐え続けた。
ミレ ーネ:「さぁて・・・どんな声で泣いてくれるか・・・楽しみだわ」
その言葉が、ショーの開幕を告げるものだった。
シルヴィア:「うっ・・・・・・・・」
シルヴィアのアヌスに冷たい感触が当たる。
次にその冷たいモノが、ゆっくりと中へ押し込まれていった。
ミレ ーネ:「ふふふっ・・・ヒクヒクしているところに入ったわよ・・・」
シルヴィア:「うぅぅ・・・・・・・・・・」
今まで重く閉ざしていたシルヴィアの口から、少しずつ呻き声が漏れてしまう。
それ程までにおぞましい感覚が、今、シルヴィアのアヌスを襲っていた。
そんなシルヴィアと対照的なのがミレーネだ。
必至に耐えているシルヴィアを見つめる目は、恍惚としている。
ミレ ーネ:「それじゃあ・・・ゆっくりと味あわせて、あげる」
ずっ・・・ずずずずずっ・・・・・・・・
嫌な音を立てながら、注射器のシリンダーが押される。
その音に合わせるように、シルヴィアの中に冷たい液が流れ込んできた。
シルヴィア:「ひうっ!・・・あっ!・・・ああっ!!」
よりおぞまし感覚がアヌスから腹の中へと走る。
それはシルヴィアが今までに味わったことのない感覚。
嘔吐してしまいそうになる醜悪な感覚だった。
シルヴィア:「くぅっ・・・・うっ・・・・・・あああぁぁっ!!」
シルヴィアは耐えきれずに大声で呻く。
その声に観客は、一斉に唾を飲んだ。
そして、ミレーネもまた、唾液を飲み込み舌なめずりをする。
ミレ ーネ:「うふふふふっ・・・思っていた以上に可愛い声で泣くのね」
シルヴィア:「あうぅ・・・・んっ・・・ああぁぁぁ」
ミレ ーネ:「いいわよ。その可愛らしい声を、もっと聞かせてちょうだい」
そう言ってミレーネは、注射器のシリンダーをグイグイと押し込んでいく。
シルヴィア:「あぁぁぁぁ・・・中に・・・入ってくる・・・・」
ずちゅ・・・ずちゅるるる・・・・・
直腸に流し込まれる薬液。
その薬液を吸収した腸は、活発な活動を開始する。
ぐるっ・・・・・ごろごろごろっ・・・・・
シルヴィア:「ひいっ!・・・あああぁぁっ!!」
シルヴィアの下腹部に衝撃を受けたような痛みが走った。
それでもミレーネは、シリンダーを押すことをやめない。
それどころか、嬉々とした表情でシルヴィアを見つめていた。
ミレ ーネ:「うふふふふっ・・・・・」
シルヴィア:「おっ・・・お腹が・・・お腹が・・・あっ・・あああぁぁっ!!」
ミレ ーネ:「どうやら、薬が効き始めたみたいね」
そう言いながらもシリンダーを押す手を止めない。
大量の薬液がどんどんシルヴィアの腸へと流れ込み、更なる苦痛を彼女に与えた。
シルヴィア:「ひぐっ!・・・も・・もう・・・ダメ・・・や・・やめ・・・あああぁぁっ!!」
ミレ ーネ:「もう少しで全部入るんだから、我慢しなさい。・・・・・そぉれっ!」
ずぢゅるるるるるるるるるるるるるるるっ!!
シルヴィア:「うあああぁぁぁぁぁっ!!」
シリンダーが奥まで押し込まれ、注射器がシルヴィアのアヌスから抜かれる。
ミレ ーネ:「ふっふっふっ・・・全部入ったわよ」
シルヴィア:「うぅぅっ・・・あっ!・・・ああっ!」
それと同時にシルヴィアのヒクヒクしたアヌスから、流し込まれたばかりの液体が、少し噴き出した。
シルヴィア:「だ、だめ・・・見ないで・・・お、お願い・・・・・はうっ!・・あああぁぁっ!!」
一度崩壊した堤防は、もう元には戻らない。
少し開いたアヌスはどんどん広がり、腸内の液体を排泄し始めた。
ぶちゅ!・・・ぶりゅりゅっ!
シルヴィア:「あああぁぁぁぁぁっ!!・・・いっ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ぶぶっ!・・・ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅ!!
シルヴィアの絶叫と排泄音が、闘技場に響く。
その姿を多くの観客が唾を飲んで見ていた。
ミレ ーネ:「あらあら、意外とだらしがないのね。この程度の浣腸を我慢できないなんて・・・」
そう言ってミレーネは、再び注射器に液体を満たしていく。
その行動に、シルヴィアの背筋は凍り付いた。
シルヴィア:「も・・もう・・・や・・やめて・・・・・」
哀願するように呟くシルヴィアの鼻先に、ミレーネは液体が満たされた注射器を突きつけ、ニッコリと笑う。
ミレ ーネ:「だめよ。ちゃんと全部入れなくちゃ、私とあなたの試合が始められないでしょ」
シルヴィア:「!?」
その言葉にシルヴィアは驚愕した。
ミレーネは、液体を全て腹の中に注ぎ込んだ状態のシルヴィアに、試合をやらせようとしているのだ。
ミレ ーネ:「さあ・・・おかわり、いくわよ」
・・・・・すぷっ!
シルヴィア:「ひいっ!!」
ずちゅるるるるるるるるるるっ!
容赦なく押し込まれる注射器のシリンダー。
そして空になる注射器と対照的に、膨らんでいくシルヴィアの下腹部。
シルヴィア:「ああっ!・・・いやぁっ!・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
闘技場にシルヴィアの絶叫が響き渡る。
ティアラ:「シ・・・シルヴィア・・・・・」
闘技場での惨劇をただ見つめるしかできないティアラの口から、絞り出すような声が漏れた。
ゲルフ:「ふっふっふっ・・・なかなか、見応えのあるショーでしたな」
ティアラ:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ゲルフの言葉にも、何も言い返せない。
自分のせいでシルヴィアが辱めを受けているという現実が、ティアラの胸に重くのしかかってくる。
ティアラ:(私のせいで・・・シルヴィアは・・・・・)
自責の念に押しつぶされそうなティアラに追い打ちをかけるかのように、ゲルフは口を開いた。
ゲルフ:「だが、本当のショーはこれから・・・・・」
ゲルフ:「我々に楯突く者の末路・・・しっかりと見届けて貰いますぞ。姫様」
ティアラ:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その言葉を聞いたティアラの顔は、一瞬真っ青になる。
そして、思い詰めた表情へと代わり、震える唇を開いた。
ティアラ:「・・・・・・・・・・お・・・お願いします」
ティアラ:「わ・・私・・・何でもしますから・・・お願いです・・・これ以上シルヴィアを虐めないで・・・・・」
ゲルフの表情が、一瞬変わった。
彼はティアラの口から、このような言葉が出るとは思っていなかったのだ。
ティアラとシルヴィアは、姫君と親衛隊との関係。
シルヴィアがティアラの為に、命までも投げ出すことは、安易に想像ができた。
だが、姫君であるティアラがシルヴィアの為に「何でもする」などと言い出すとは、誰が予想できただろう。
ゲルフ:「ほぉ・・・随分と家臣想いの姫君ですな」
半ば呆れた口調でゲルフは言った。
だが、本当に呆れている訳ではない事は、彼のいやらしい笑いが物語っている。
ティアラがシルヴィアをかばおうとする程、そしてシルヴィアがティアラの為に尽くす程。
二人は互いを思いやりつつも、どんどん堕ちていくという事実に気づいていない。
ゲルフはティアラのシルヴィアに対する思いを利用して、ティアラを辱める次なる事を考えていた。