SLAVE−地下牢の姫君−第3話
ティアラがグヴィア帝国の城の地下牢で助けを求めている時、その城の前には一人の女戦士が厳しい表情で立っていた。
睨み付けるような視線の先にはグヴィア帝国の城がある。
その女戦士の名はシルヴィアと言う。セルティア王国王族親衛隊の一人でティアラ姫の側近中の側近だった。
シルヴィア:
「ここか・・・・・・ここに姫様が・・・・・」
悲痛な声で独り言を呟くシルヴィア。
彼女は自分の目の前でティアラ姫をさらわれるという失態を犯していた。王族親衛隊としては死んで詫びる以外に償う方法がない程の失態である。
だが今の彼女は死んで詫びる前にする事があった。それは囚われたティアラ姫を助け出す事。
一人で敵陣に突入して生きて帰れるとは思えない。まして囚われた姫を助けるとなると、それこそ奇跡でも起こらない限り成功するとは思えない。
それでもシルヴィアは、姫を助けに行く覚悟だった。
シルヴィア:
(姫様・・・・・このシルヴィア、命に代えても姫様をお助けいたします)
心の中で呟いたシルヴィアの表情からは、悲壮な覚悟が伺えた。
同じ頃、ティアラを責め終えたゲルフは、地下牢から上がり自室に戻っていた。
ゲルフ:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
大きな椅子に座ったゲルフは、地下牢で悶え苦しんでいるであろうティアラの姿を想像して、口元にいやらしい笑みを浮かべる。
ゲルフ:
(さてと・・・・・次は何をして楽しもうか・・・・・)
そんな事を考えているゲルフの足下に黒い影が湧き出るように現れた。
ゲルフ:
「・・・・・・・・・・んっ?・・・どうかしたのか?」
ゲルフはその影に声をかける。
影はその声に反応して、2、3歩後ろに下がった。
影:
「女戦士が城内に進入しました」
ゲルフ:
「・・・・・・・・女戦士?」
影:
「はい。おそらく王族親衛隊のシルヴィアという女戦士かと思われます」
ゲルフ:
「ほぉ・・・・・・・・」
影の報告にゲルフは興味深そうに身を乗り出す。
ゲルフの脳裏には気の強そうな女戦士の姿が浮かんでいた。ティアラをさらった時に、最後まで抵抗していた女戦士の姿が。
ゲルフ:
「それで・・・・・そやつは今どこにいる?」
影:
「地下の水路から城内に進入し、今は食料庫に潜伏しております」
ゲルフ:
「食料庫か・・・・・」
呟くように言ったゲルフは、ゆっくりと椅子から立ち上がる。
影:
「ゲルフ様。我々で捕獲いたしましょうか」
ゲルフ:
「いや・・・・・・・・・」
漆黒のローブを翻したゲルフは、楽しそうな笑みを浮かべて影に向かってこう言った。
ゲルフ:
「獲物は自分で狩るから面白いのだ。お前達は手出しをするな。よいな」
影:
「・・・・・御意」
ゲルフの言葉を受けた影は、まるで床に吸い込まれるかのように消える。
そして部屋には静寂だけが残された。
ジャラ・・・ジャラジャラジャラ・・・・・・・・
漆黒の闇に包まれている地下牢に鎖の音が鳴る。その音にティアラの甘い声が重なった。
ティアラ: 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・んんっ!・・・あっ!・・・ああああああああああっ!!」
身体をビクンビクンと跳ねさせた後で、ティアラはグッタリと鎖に身体をあずける。
これで何度目の絶頂か、彼女自身もう覚えていなかった。頭の中は真っ白で、すでに思考する能力も残っていない。
ティアラ: 「はぁぁ・・・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」
口の端からヨダレを垂らし、アソコから溢れ出した愛液はポタポタと受け皿の上に止めどなく落ちた。
ティアラ: (もう・・・・・ダメ・・・・・私・・・し、死んじゃう・・・・・)
ティアラはこの数時間の間に、これまで生きてきた間に味わった絶頂の数以上の絶頂を強制的に味あわされている。
媚薬の効果はいまだに続き、何度上りつめてもすぐにまた欲情が身体の芯を熱くさせ、常にクリトリスに与えられる刺激が簡単にティアラを絶頂へと誘った。
ティアラ: 「あぁぁ・・・ダメ・・・・・また身体が・・・・・・ア、アソコが・・・・あ、熱いぃぃ・・・・・」
ジャラ・・・ジャラジャラ・・・・・ジャラ・・・・・・・・
グッタリとしていたティアラの身体が再びモジモジと動きだし鎖を鳴らす。
ティアラ: 「んんっ!・・・・あっ!・・・ああっ!・・・はあぁぁぁんっ!!」
再びティアラの喘ぎ声と鎖の音が、漆黒の闇の中を満たしていった。
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