痴漢白書 第5話



4月12日

春菜:「はぁぁぁぁ・・・・・」

私は思わず溜め息なんてついてしまった。
今日は月曜日。私は駅のホームに立っている。そろそろ電車がホームに入ってくる頃。
今日も痴漢されちゃうかもしれない。それも私を憂鬱にさせる原因だけど、今日の憂鬱はそれだけじゃないの。

春菜:(私・・・・・なんで、あんな事想像しながら・・・しちゃったんだろう。)

思い出しただけで憂鬱の度合いが上がっちゃう。
その反面、私の心のどこかで期待している。混んだ電車の中で私に伸びてくる手を。
そんな私の目の前に電車が滑り込んできて、ゆっくりと扉が開いた。

春菜:「・・・・・・・・・・・・・・・」

電車に乗り込んだ私の身体は、人に押されて角へ角へと追いやられてしまう。

春菜:(あっ・・・・・・・・・・)

電車のすみっこ。周りには大きな男の人がいっぱい。
いつものように、逃げ場はない・・・・・。
そして・・・・・私のお尻に、手が触れる感触が・・・・・。

春菜:(きっ、来たぁぁぁぁぁ)

私の心臓はドッキンドッキン高鳴る。
そんな事を知ってか知らずか、痴漢の手は私のお尻を撫でてきた。

春菜:(あっ・・・だ、だめ・・・・・・・・・・)

お尻をゆっくりと撫で回されるだけで、私・・・アソコがすごく熱くなってきてるのがわかるの。
不意に昨日のオナニーを思い出しちゃって・・・余計にアソコが・・・・・。

春菜:(ど、どうしよう・・・濡れてきちゃって・・・このまま痴漢されれば・・・濡れてるの、痴漢に気づかれちゃう・・・そしたら・・・・・)

『キミは処女かい?処女ならキミの初めてはボクがもらいたいな。キミがもし処女なら、』

痴漢が私に渡したメモの文面が頭をよぎる。

春菜:(そんな・・・電車の中で痴漢に・・・そんなロストバージン嫌よぉ)

私は早く駅に着く事を、心の中で願った。
でもその時、突然電車のスピードが落ちてきて、ついには止まっちゃったの。
駅はまだ、もうちょっと先なのに・・・・・。

春菜:(えっ?!・・・ど、どうしちゃったの?!)

動揺する私の耳に、アナウンスの声が入ってくる。

『お急ぎの所申し訳ありません。只今前の電車が車両故障の為駅に停車しております。発車まで今暫くお待ち下さい』

春菜:(う・・・嘘・・・そ、そんなぁ・・・・・)

そのアナウンスはあまりにも残酷なもの。
私は痴漢から逃げ出す術を、完全に失ってしまったの。
そして痴漢は、絶好の機会を得たと思ったのか、スカートの中へと手を入れてきた。

春菜:(あっ・・・ダメ・・・・・)

必死に股に力を入れて、アソコを触られないようにガードする。
だって、私のアソコ・・・パンティが濡れちゃってる。

春菜:(それだけは・・・気づかれたくない・・・)

でも、そんな私の思いなんて関係なしに、痴漢の手は私のお尻の割れ目をなぞるようにして、きつく閉ざした太股の間へと入り込もうとしている・・・・・。

春菜:(あぁぁ・・・ダメぇぇぇ・・・やめてぇぇぇ・・・・・)

太股を指先でこじ開けるようにして、痴漢の手が私のアソコに近づいてくる・・・・・。
その動きが私のアソコを更に刺激しちゃって・・・・・少しずつシミがパンティに広がっていっちゃう。

春菜:「・・・・・・・んっ・・あぁ」

熱い吐息と一緒に、思わず喘ぎ声まで漏れちゃって・・・・・。

春菜:(わ・・・私もう・・・ダメ・・・・・。このまま・・・ここで・・・痴漢に犯されちゃう・・・・・)

快感の混ざった恐怖と絶望を感じていた私・・・・・。
でも、痴漢の手が不意に止まった・・・。

春菜:(・・・・・えっ?)

戸惑う私の耳元で、少しハスキーな男の声が呟く。

痴漢:「いけない娘だな・・・ちょと触っただけなのに、パンティをこんなに濡らしちゃって」

初めて聞いた声。
この声の主が・・・痴漢・・・。
でも、そんな事より、濡れている事に気づかれて、指摘までされてしまった事に、私は耳まで真っ赤にしてしまったの。

春菜:(き・・気づかれちゃった・・・私が感じちゃってる事・・・痴漢に・・・気づかれちゃった・・・・・)

私の心臓の音がどんどん早くなってく。
恥ずかしいという想いと、これから何をされるかわからないという恐怖心が、鼓動をどんどん、どんどん、早くさせていく。
そんな私に対して、痴漢は行為を再開した。

春菜:「・・・・・・・・あっ」

油断して力の抜けていた太股の間に、痴漢の手が滑り込んでくる。
そして指先が湿ったパンティをゆっくりと撫で回し始めたの。

春菜:「あっ・・・・・あぁぁ・・・・・」

思わず漏れてしまう声を喉の奥で殺しながらも、私のアソコは痴漢の指に反応してヒクヒクしちゃう。
そしてアソコの奥からは、とめどなくエッチなお汁が溢れ出してきて・・・・・。

春菜:(だ・・・だめ・・・そんな・・・・あっ・・・ああぁぁぁん!)

心の中で私は、おもいっきりはしたない喘ぎ声をあげちゃってる。
痴漢されて、感じちゃってる。
アソコがすごく熱くなっちゃってる。

春菜:(こんな・・・こんなの嘘・・・。私・・こんなのエッチな子じゃ・・・ないよぉ)

春菜:(・・・・・で・・・でも)

(気持ちいい)という言葉が頭の片隅をかすめた瞬間に、痴漢の指がパンティをずらして、ヌルヌルに濡れちゃっている私のアソコを直接触ってきた。

春菜:「・・・・・・・んんっ!」

押し殺していても、思わず声が出ちゃう。

春菜:(このままじゃ・・・本当に犯されちゃう・・・・・は、早く動いて・・・・)

そんな私の願いをあざ笑うかのように、再び電車内にアナウンスが流れたの。

『お急ぎのところ誠に申し訳ありません。前の車両の車両故障により、もうしばらく停車いたします』

春菜:(そ・・・そんなぁ・・・・・)

絶望的なアナウンスに、私の身体から力が抜け落ちそうになる。
そんな私の身体を痴漢が抱きかかえてきた。

春菜:(もう・・・・・ダメ・・・・・・・・・・・)

私は逃げ場のない満員電車の中で、痴漢に抱きかかえられながら、身体を小刻みに震わせたの。


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