2日目(前)
恭一郎「入るぞ」
男の声・・・カナは警戒して後ずさる。
扉が開き男が入って来た。
恭一郎「気分はどうだ?カナ」
カナ「いいわけ無いでしょ!こんな牢屋みたいなとこに入れられて!その上縛られてるのに!」
カナは食ってかかるが、恭一郎は取り合わない、
恭一郎「食事だ、さっさと食べろ。」
カナ「要らない!!ふんっっ」
カナ(だれがこんなやつの出す物なんか!」
恭一郎「そうか。食事した順に調教しようと思ってたんだが、仕方ない。マナから先に始めるか!」
カナ(!!)
カナ(また今日もマナに嫌らしいことをする気!)
カナ「ま・・・まって!すぐ食べるから」
カナはマナが余程、大切なようだ・・・
恭一郎「ふっ・・・だから素直にした方がいいだろ?」
カナ(キーーーッッ!!)心でつぶやく。
恭一郎「ほら食え」
カナ「縛られたままでどうやって!?」
恭一郎「飼い猫は主人の手で食べさせてもらえばいいだろう?」
カナ「・・・・・・・・・」(キーーーーッ)
黙々と食べる・・・流石に早い、10分とかからない。
恭一郎「食べ終わったか、礼位云え。」
カナ「・・・・・・ごちそうさま」
カナは言いながら思った(確かに美味しかった)
何の事はないご飯・味噌汁・焼き魚・漬け物といった普通の朝食だが、なぜか美味しかった。
味に紛れて中の媚薬には気付かないカナ・・・
恭一郎「調教を始めるぞ!」
男の言葉にカナは逆らう、
カナ「ゼーーッタイ嫌!」
相変わらずだ・・・男は笑いながらカナの手を縛り上げていく・・・
恭一郎「そう言うと思ったよ。だから今日はちょっとハードだ。」
言いながら足にロープをかけ開かせて縛る。
当然抵抗されるが、すでに初めから動きは制限されていて、大した抵抗もできない。
結果両腕で上から吊され両足をM字開脚にさせられる。ついでに下だけ脱がされる。
カナ「何するんだ!!」
食ってかかる。しかし男は取り合わず何か後ろでゴソゴソと用意している。
恭一郎「さて。これが何か判るか?}
取り出したのは1本のチューブだが真ん中にポンプが付いている。
カナ「・・・・・・」
判らない・・しかし恐らくあまり好ましい物ではなさそうだ。なんせこんな男が取り出す物だ。
恭一郎「エネマシリンジと言う物だよ。浣腸に用いる」
カナはかんちょうときいて一瞬「何?」と思った後それが、浣腸と気が付き大暴れ始める。
カナ「ヤーーッヤダヤダヤダーー!!」
しかしもう縛られていては逃げようもない・・・
すでに昨日の夜の決心など忘れていた。
とにかく今は逃げるより浣腸は避けたかった。
恭一郎「さて、準備が終わったぞ。今日は初めてだろうから、グリセリン15lの200ccだ。」
言いながら男はカナのアナルにローションを塗りよく揉みほぐしていく。
カナ(ひいぃぃ・・・嫌ぁ!)アナルを揉まれ鳥肌をたたせるカナ、
そしてチューブが差し込まれる。
カナ「ヤメローーー!」
文句は聞かずにポンプを押していく・・・
ジュコ・ジュコ・ジュコ・・・
暴れつつけるカナ、
恭一郎(シリンダー式ではまだ無理だな)
シリンダー式のガラス浣腸器では、今頃酷いことになっていただろう・・・
その時ピッッと言う何か切れかける音がした。
見るとカナの腕を縛ったロープが切れかけていた。
恭一郎(・・・・嘘だろ・・・・・)
荷物用の100kgまで耐えられるロープだ・・・・しかし事実切れかけていた、が、まだ切れはしないので残りの浣腸液を入れきってしまう。
次第に抵抗が弱まる。そして顔色が変わりだす・・・
カナ(こ・・こんなの・・こんなの)
初め刺すような痛み・・次第に急速に膨れ上がる便意・・・カナは真っ青になってきた。
恭一郎(今度は鎖がいるな・・・)思いながらチューブをそっと引き抜く
カナ「ひいっっ!・・くううっっ」
必死にこらえる。しかし決壊まで残り僅か・・・。
カナ「トイレに・・・行かせてよ!」
恭一郎「人に物を頼む態度じゃないな・・・」
このままでは最悪の事態になりかねない。
カナはとうとう折れた・・・
カナ「お願いぃぃ・・ト・・トイレに行かせて・・・くだ・・さ・・い・・・」
恭一郎「い・や・だ!」
えっっと言う顔で顔を上げると男は笑っていた・・・
カナ(あ・・・・あああ・・・そ、そんな!)
笑っている・・・男は初めからここで漏らさせるつもりだと言うことを理解した・・・しかしカナにしてみれば冗談じゃない
カナ「だ・・・だってこんな所じゃ・・・」
恭一郎「別にかまわんさ。」
男は構わなくてもカナは構うのだ・・・
しかし便意は膨れ上がる1方である。
と男がカナのお腹をさすりだした。
カナ「ああ・・・さ・・触るなぁぁ!」
恭一郎「何でだ?何かまずいことでもあるのか?」
言いながら今度は薄っぺらな胸を揉みだした。
恭一郎(揉むと言うよりさすっているに近いな)
カナ「やめろぉぉぉぉ」
恭一郎「な・ん・で・だ?」
揉むのを止めてやる
カナ「・・・・・・・ぅから・・・」
恭一郎「聞こえないぞ?」
言いながら小さな胸の突起をつつく。
カナ「ひっっうんちがでちゃうからぁぁぁ」
言いながら涙目になってくる・・・・
恭一郎「出してもいいぞ?見ててやろう。」
カナ「そ・・・そんなぁぁ・・はうぅぅ」
恭一郎は再び腹部を揉みだした。
カナは初めての浣腸にしては良く耐えた方だろう。
しかし10分ほどした頃
カナ「もう・・・だめぇぇ!!で・・でちゃうぅぅぅぅ!!」
ピピュッっという決壊の兆しの後、最悪の事態は訪れた・・・
ブプッッ・・ブビビィィィ・・・ブブブゥゥゥゥゥ・・・
カナ「いっやぁぁぁぁーーーー」
カナの肛門から黄色い浣腸液の後に固形のカナの便が続く・・・余り臭わないのは肉が嫌いだからだろうか・・・
カナ「見ないでぇぇぇ見ないでよぅぅぅぅぅ」
恭一郎「すごい勢いだな・・肛門が捲れあがってるぞ・・・お前は肛門のなかまで汚いな・・・・・おっっ今度は下痢便か?良くこれだけ勢い良く人前で放り出せるな?恥をしらんのか?」
ぶりゅりゅりゅぅぅぅ・・・・・カナの肛門から浣腸液と混じりあって吐き出される便がカナの尻を伝って背中にもべったりと付着する・・・あまりの汚辱と恥辱と気持ち悪さから
カナ「うううぅぅぅぅ」
とうとう気丈なカナも泣き出した。
だがまだ終わりじゃあない。恭一郎は下痢便を吐き出し続ける肛門にアナルバイブを差し込んだ。
カナ「ひいぃぃぃ」
肛門が閉まり排泄が止まる今のうちに少しでも拡張しておくためゆっくり抜き差していく・・そして引き抜かれるアナルバイブ、
ブリュゥゥゥ・・・
残っている便が出てくる・・・そしてまた挿入・・・その後1時間ほどカナは悶絶しながら悲鳴を上げ続けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1時間後泣き続けているカナの肛門を拭き、新しく用意した鎖と手錠、足枷をつなぎ終えた
カナはただ「ひっく・・・うう・・ぐすっっ」っと泣き続けて抵抗もしないので事が楽に運ぶ。
恭一郎「これに懲りてあまり反抗しないことだな。」
恭一郎が言うことに割と素直に首を振る。
だが、今はショックで言うことを聞いているだけだ、暫くして落ち着けばまた反抗し出すだろう。
恭一郎(だが、どうやら恥辱には弱いようだ・・・)
カナの局部は僅かながら濡れていた。
恭一郎はやはり双子のマナも恥辱に弱いと予想しながら昼食の用意に向かった。
2日目(後)
昼食の用意が済みカナの部屋に昼食をおいてマナの部屋に向かう。
恭一郎「入るぞ。」
扉を開ける。
すると布団にくるまったまま怯え出すマナ
恭一郎(そう言えばマナの服は破いてしまったな)
後で服を用意しよう・・・そんなことを思いながら食事を出す。割と素直に食べる・・・しかし今日の昼食
肉嫌いの双子のため天ぷらそばを作ったが出汁のなかに無味無臭だがかなり強烈な遅効性の下剤を混ぜてみた。時間はかかるが確実だ。
食べている間に服を用意してやる・・・
マナは恭一郎が身動きするたびビクッっとしながら
体をふるわせる・・・
恭一郎(少々うっとうしいな・・・)
仕方ない、少し緊張を解いた方がいいだろう。
恭一郎「おい、マナ」
マナ「は・・・はい・・・」
恭一郎「お友達を連れてきてやろうか?」
マナ「えっっ??」
恭一郎「アポロン・・・アルテミス・・・」
暫くして扉の横にあけた小さな穴から飛び込んでくる2つの影・・・猫と兎だ・・・
マナ「あ・・・わあっっ」
途端に笑顔が浮かぶマナ・・やはり猫や兎には弱いようだ・・・
恭一郎「兎の方がアポロン、猫の方がアルテミスだ」
言いながら手を伸ばす恭一郎、賺さずじゃれついてくる・・・マナの足下でアポロンがじゃれつく・・・
2匹とも暫く遊んだ後、退屈になってきたのかおいかけっこしながら部屋を出ていく・・・・
マナ「あっ大丈夫なんですか?」
恭一郎「ん・・・何がだ?」
マナ「だって兎を猫が追いかけてるんですよ?襲われたりしないんですか?」
恭一郎「それはない。生まれたときからもう5年も一緒に育ててきたんだからな。アポロンもアルテミスを怖がらないし、アルテミスも鼠は襲ってもアポロンは襲わない。」
マナ「育ててきたんですか?・・・ずっと」
恭一郎「いや・・3年前からだが・・・叔母の飼っていた動物だが、叔母が死んでから俺が育てている」
マナ「・・・・・・・・・・・・・」
マナは何か考え込んでいる・・・良い傾向だ・・・こうして少しずつ緊張を解いていくとしよう・・・・
恭一郎「さて・・・調教を始める!」
マナ「!!!!!」
急にマナの顔が恐怖に歪む・・・礼によって先ほどのカナと同じ体勢に持っていく、然しカナとちがい大した抵抗はない
マナ「ゆ・・・許して・・・下さい」
恭一郎「駄目だ、これは必要なことだ。」
マナ「そ・・・そんな」
しかしそんなことを話していたらマナの顔色が青ざめてきた。
マナ(な・・・・なんで・・・急に・・・)
身をよじり出すマナ。
恭一郎(効いてきたか・・・)
マナに気付かれないように素知らぬ振りをする。
だが恭一郎の後ろ手に持っている物・・シリンダー式浣腸器にアナルクスコそして摘便棒の器具・・・・
只でさえ下剤を飲まされているのにこれはあんまりである。
が・・・容赦はしない・・・するつもりもない。
マナ「あ・・・あの・・・その・・・」
言い出せないマナ・・もっといじめたくなる恭一郎、
恭一郎「これが何か判るか?マナ」
マナが見た物シリンダー式浣腸器だ・・・マナの顔色が変わる。
マナ「そ・・・それはいやぁぁ・・・今はいやぁぁぁ・・」
過剰な反応・・・・
恭一郎(おや?)
ちょっと意表を突かれる、どうやらこれがなにか知っているようだ。
しかし普通の女子?学生が知っている物じゃない・・
聞いてみようか・・・
恭一郎「これが何か知っているな?」
マナ「ひいぃぃ・・・」
言いながらマナのアナルに浣腸を突き立てた、
恭一郎「答えろ」
マナ「はいぃぃぃ・・・し・・・しっています・・・」
恭一郎「どこで?」
マナ「び・・・病院で・・・す」
マナはしゃくり上げながら、語った。
ストレスによる慢性的な便秘体質である事、つらさに耐えかね、病院に行ったとき看護婦に浣腸された事、そしてその後は、看護婦に教えられたように下剤を飲んでも駄目なときはイチジク浣腸を使っていたこと・・・・・1つ話すたびにマナは恥辱で耳まで真っ赤になりながらすべて話した。
恭一郎「なるほどな。で、いまは?」
マナ「え・・・?」
恭一郎「今は便秘なのか?」
マナ「ぁぁ・・ぃゃゃ」
恭一郎「答えになってないぞ!」
言いながら少しピストンを押した。
マナ「ひっっ・・そ・・その・・1週間・・位・・」
なるほど・・・それならグリセリンにも免疫があるだろう・・・1度浣腸器を抜くそして15lだったグリセリンを30lにする。
恭一郎「よしそれじゃあ苦しくない様に手伝ってやろう、こいつでな」
言いながらマナのアナルに浣腸を突き立てる。
マナ「いやぁぁぁ・・お・・おねがいしますぅぅ・・・ゆるしてくださいぃぃぃ」
それは聞かずにシリンダーを押し込む・・・すでに下剤が効いていて圧力がかかる。
恭一郎「ほら、あと半分だ。」
ゆっくりと押し込む途中で管を回してアナルをいじる。
マナ「ひっいぃぃ」
そしてまた押し込んでいく。200cc入れるのにたっぷり5分かけて入れてやった。
マナ「も・・もうだめですぅぅ・・お・・・おトイレに行かせて下さいぃぃ・・・お・・おね・・おねがいしますぅぅ」
恭一郎「何だ?まだ入れたばかりだぞあと10分は我慢しろ。」
マナ「そ・・・そんなぁぁ・・・ぜ・・絶対・・む・・むり・・ですぅ」
恭一郎「じゃあ、可哀想だからな、引導を渡してやろうか?」
そう言うと恭一郎は空のシリンダーを引きもう一度マナの肛門に入れ今度は空気を一気に入れる。
マナ「はあぁぁぁ・・だ・・だめ・・ぇぇぇ・・・」
ブピュッ・・・・
浣腸器の端から漏れ出す汚濁・・・浣腸器をマナの肛門から引き抜く。
マナ「で・・・でちゃいますぅぅぅ」
ビピッッ・・・ムリムリムリ・・・・ブッ・・・ポト
少しだけ浣腸液が出た後、固くなった1週間前の大便が放り出される。
ついで空気の混ざった浣腸液と固い便の奥にあった柔らかい便が混ざり合いこの上なく汚らしくなって溢れ出す。
ぶちゅりゅぅぅ・・ぶぽぷぅぅ・・びぶちゅりゅりゅ・・・
ぷー・・・ぶすっっ・・ぶびぃぃ・・・
そしてすさまじい放出の後に残ったガスの噴出・・
ぷー・・・ぶぷっ・・・ぶっ・・ぶーちゅちゅ・・・・・・・・・
長かった排便が終わる。
恭一郎「臭えなあ。カナの方がまだ臭くなかったぞ、双子でも糞はマナの方が臭いな?それにマナの糞はずいぶん太いぞ!良く痔にならないな?肛門が開きっぱなしだぞ!締まりも悪いようだな!大体何だ?この量は!マナの中には糞しか入ってないのか?」
言われるたびに泣きじゃくりながら、
マナ「ひぃ・・ご・・ごめんなさい・・ご・・ごめんなさいぃぃ・・ゆ・・・許して・・・下さい・・・ひっく・・ひっ」
しかしもちろんこれでは終わらない。
まだ開きっぱなしの肛門にアナルクスコをいれて、ペンライトを使って肛門の中を覗く、
ブリュルゥゥ・・・
まだ、残っていた便が垂れ流された、
ふと顔を上げたときにマナと目が合う、
恭一郎「お前の肛門のなか、ずいぶん汚いな?」
マナ「そ・・・そんなとこ・・・み・・みないでぇぇぇ!」
珍しく大声を出すマナ、だいぶ取り乱しながら、泣きじゃくっている。
マナの顔の前に受け皿を置くと、
恭一郎「こいつで綺麗にしてやろう。」
摘便棒をアナルクスコからいれていく。
恭一郎「動くなよ!腸壁に傷が付くぞ?今からマナの腸の中の壁に付いたままの便を掻き出してやろう、嬉しいだろう?」
言葉通りのことが、実行に移され、さらに泣きじゃくるマナ、どこにそんなに涙があるのか?一体この2日で何ccの涙を流したのか?
摘便棒がマナの大腸に入り込んで、腸壁をなぞりあげる、そしてゆっくりと便を掻き出していく。
マナ「ひっっっひいぃぃっっっいやぁぁっっいやあぁぁぁぁぁぁ。」
マナの顔の前の受け皿に摘便した、マナの糞便を振り落とす、
ボトッ・・・・
マナ「ぁぅぅぅ・・・・・」
そしてまた挿入される摘便棒、残ったすべての便を掻き出すのには流石に1時間もかかった。
しかも、マナの前の受け皿には溢れんばかりの、マナの便塊が積もっていた、
マナ「うぅぅ・・・うぅぅぅう・・・ひっく・・・」
マナは終始泣き続けている。
恭一郎「どうだ?何もかも見られた気分は?便秘なら久しぶりにスッキリしただろう?お礼の言葉が聞きたいな?凄い量だったぞ?まあ、目の前を見れば、どの位の量かは判るだろう?」
マナ「ううぅぅ・・・ぁ・・あり・がとう・・ござ・・いますぅ・・ぁぁ・・い、言わないでぇ・・・」
汚辱と恥辱にまみれながらも何とか礼を述べるマナ
しかし、長い間、腸壁を擦られたためか、その秘所が滑り気を帯びていることを恭一郎は見逃さなかった。
恭一郎(ほう・・アナルの素質があるな・・・)
恭一郎「それでいい・・素直にしていれば良いこともある。縄を解いてやるからシャワーを浴びると良い。後で食事を持っていくからな。」
マナにそれだけ伝えると恭一郎は夕食の支度に向かった。
2日目(幕間)マナ
マナ「はぁぁ・・・・・」
先程の恥辱から何とか立ち直ったカナは、頭の整理を始めた。
マナ(あの人・・・初め3週間って言ってた・・私たちが3週間は誰にも会わなくても、不思議はないってしっている)
マナ(っていうことは私たちのことは調べているって事?確かに、初め私をカナちゃんと間違えず、マナって呼んだ)
マナ(でも・・・どこまで知ってるの?出される食事も、嫌いな物はない・・それに服のサイズまで知ってる・・・)
そこまで考えてこれが衝動的でなく計画された物と確信した。
さっきの男の言葉を思い出す・・・「カナの方がまだ臭くなかった」・・・
マナ(やっぱりカナちゃんにまで・・・酷いこと・・・)
会いたい・・・カナちゃんに合いたい・・・
双子で生まれてからずっと一緒だったカナとマナ、
全て正反対だが、まるでカナは2人分の力と運動神経、マナは2人分の頭脳と器用さを持っていた。
故に、いつも一緒だった。運動ではカナがマナをサポートし、勉強はマナがカナに教えていた。
双子だけに息はぴったりでお互いの考えも何となく読めていた。
マナ(カナちゃんはきっと逃げようとする・・恐らく此処がどこかも判らないまま・・・でもどこか知らないまま逃げるのは・・・ここ何も聞こえない・・・でも、時たま聞こえる動物の声・・・きっと山の中・・・危険すぎる・・・車があれば・・・)
恭一郎「入るぞ」
男が来た、
マナの顔が途端に真っ赤に染まる・・・
マナ(わ・・私・・ついさっき・・この人に・・・)
先程の恥辱が蘇る・・・思わず布団を頭から被り、イヤイヤとかぶりを振る、
恭一郎「くっくっくっくっ・・・」
笑っている・・・と言うのもマナが思ったとおりの行動をするからだ。
恭一郎「いや・・・笑って済まない・・あんまり可愛かったものでな・・・」
フォローを入れておく・・・とようやくマナが顔を出してきた・・・食事をおいてやる。
マナ「あ・・あの・・」
珍しく、マナから声がかかる。
恭一郎「ん・・何だ?」
マナ「か・・カナちゃんに・・その・・会わせて・・もら・・えません・・か?」
恭一郎「今はまだだめだ」
恭一郎(今はまだ早すぎるだろう)
マナ「じゃ・・じゃあ・・・いつ・・でしょう・・か?」
恭一郎「お前たちが言うことを聞いてたら考えよう」
マナ「じゃ・・じゃあ伝えてもらえますか?」
少し考える・・・そして
恭一郎「まあ良いだろう・・何だ?」
マナ「はい・・早まらないで・・ここが何処かも判らずに逃げるのは危険だって・・・それと、私も会いたいって伝えてもらえますか?」
恭一郎「何?それは逃げるなって伝えろと言うことか?」
マナ「は・・はい・・きっと今・・カナちゃんどうにか逃げようとしてます・・でもここ今が2月でも常に暖房が入ってます・・・それになにも外から聞こえません・・・だからかなり山奥だと思います・・・でも・・きっとカナちゃん私のこと助けたくて・・それで逃げようとします・・・でも・・きっと人の足で来られないとこだとおもいます・・・だ・・だから」
恭一郎「・・・・・・・・・・・」
確かにそうなのだ・・・ここはS県でもかなり山奥、周りは樹海で野犬もでて危険だ・・・車でなくては越えられない場所にあり周りに人家もなければ、スキー場もない・・・
恭一郎(すべてお見通しか・・・)
恭一郎「伝えよう・・・だが何故カナがお前を助けるため逃げる?自分が助かるためかも知れないだろう?」
マナ「い・・いえ・・何となくカナちゃんの事判るんです・・・その考えてることとか・・」
恭一郎(ふむ・・・まあいい・・逃げるのを止めてくれるのは願ってもない・・・)
恭一郎「飯を食え・・・そして寝るんだ・・・」
マナ「は・・はい」
一方的に会話を打ち切ってでていく。
マナ(ふう・・・怖かった・・・)
しかしどこかマナはあの男が憎みきれなかった・・・
おそらくはあの男の人間性・・・
自分たちに酷いことをする反面、猫や兎などには優しい顔をする・・・そしてさっきは笑っていた・・・
それも普通に・・・そして可愛いと言われて悪い気がするはずもない・・・男性恐怖症のマナだがあの男は怖いが、何故か憎くはなかった・・・
双子の状態
マナ・・・困惑・恐怖・羞恥・着衣・悩んでいる・拘束なし
カナ・・・絶望・憎悪・茫然・着衣・何か企んでいる・拘束あり